誰でも使える簡単な料理の味方である電子レンジ。ただ、実際使っていると「なんか冷たいとこある。。。」「なんか味に違和感。。。」など感じることがあると思います。今回は、普段何気なく使っている電子レンジを上手に使うコツをお伝えしたいと思います。
電子レンジのいいところ
なにより簡単!!!
調理する材料にもよりますが、お皿に移す、ラップをかけて、レンジに入れてチンッ!
みなさんもご存知の通り、レンジでの調理は手間がとっても少なく簡単です。
そもそも電子レンジはどのように加熱しているの?
電子レンジは、高い周波数の電波(2.4 GHz帯: カフェなどで飛んでいるWi-Fiと同じくらい!)を使って、食べ物自身に含まれる水の分子を振動させて、振動しあった分子が擦れ合う摩擦熱を利用して温めてます。
上記のような使い方は、言うまでもない使い方ですが、以下のような使い方も便利です。
・電子レンジ専用器具を使った調理
野菜の水分で作るタジン鍋や、パスタをあためる容器、最近ではお米まで炊けるグッズがでています。電子レンジの手軽さを倍増させる便利なグッズを使わない手はありませんね。
・中まで火が通らなかったハンバーグや肉じゃがの熱入れ
厚めに作ってしまったハンバーグや急いで準備したい肉じゃがなど、失敗してしまったときや、ガスコンロを占領しないよう電子レンジに手伝ってもらうような使い方もできます。
執筆予定
え!こんな使い方まで!?食べ物やそれ以外にも使える電子レンジ!
電子レンジに使える便利道具10選!
電子レンジのよくないところ
電子レンジで心配なのは、よく耳にする”レンジだとビタミンが壊れる”、”味が悪くなる”など。
実際のところはどうなのでしょうか?
・熱ムラができやすい
・水分が出てべちゃべちゃになる
・味が変わる
ビタミンが壊れる点については、以前そのようなうわさがありましたが、そのようなことはないようです。
むしろブロッコリーなどを電子レンジで温めた場合と、茹でた場合とでは電子レンジのビタミン量のほうが多いとのデータもあるようです。
確かに水溶性のビタミンの場合、直接茹でないほうがいいのかもしれません。
話がそれましたが、3つのデメリットを防ぐ方法はないのでしょうか??
熱ムラができやすい
熱ムラは、お家にある電子レンジごとに違います!種類によっても異なりますし、製品なので、個体差もあるかもしれません。一般的な電子レンジの種類はこちら。
ターンテーブル式
フラットテーブル式
どちらかというとターンテーブルは低出力(500W~)かつ安価、フラットテーブルは、高出力(800W~)かつ高価なイメージではないでしょうか?
この2種類の違いは、上に書いたように温める電波に対して、食べ物を回しているか、電波を出すアンテナを回しているかの違いです。前者のほうが作りが簡単なので安価なわけです。
さて、電子レンジには大きく分けて2種類あるのがわかりましたが、肝心の熱ムラについて、
熱ムラを完全に防ぐ策は、残念ながらありません!
ただ、推奨されている置き方はあるようです。
ターンテーブル式...テーブル中央から少しずらした場所
フラットテーブル式...テーブル中央
上記でお話した通り、種類や製品によりご家庭により熱ムラの特徴が異なると思いますので、それを意識して少しずつ置き方を変えてみるとよいかもしれません。また、一定時間したら、食べ物を混ぜるなどの工夫をするのが無難なのではないでしょうか。
水分が出てべちゃべちゃになる
水分の分子に直接振動を与えて熱を発生させているため、水分が出てきてしまうのは当然のことです。こちらについても、お家にある道具の使い方で大方改善できそうです。
クッキングシートを使う
水分が多い冷凍食品など熱している間に水分が出てきてしまうものは、食材の味を薄めてしまう可能性があります。た、出た水分が食材についていると、熱される部分に偏りが出てしまい、熱ムラにもつながります。ラップでくるんである冷凍食品などは、ラップを外して、クッキングシートを使用するといいでしょう。冷凍のものは、解凍時に水分が多く出るため、その水分を吸い取る役目をしてくれます。ま
ラップのかけ方を変えてみる
まずは、ラップをかける、かけないの見分け方を見てみましょう。
ラップをかける...水分を保ちたいもの/はねたり、はじくもの
例えば、しっとりと仕上げたい冷凍のごはんであれば、ラップにくるみ一度出た水分を再びお米に閉じ込めるようなイメージです。また、カレーや肉じゃが、ソースがかかったハンバーグなどのはじきやすいものは、ラップをふわっとかけて、最低限汁がはじかない程度にしてあげるのがコツです。しっかりラップをかけると、空気が膨張して破裂したり、ラップについた水分が再び食べ物について味を薄めてしまう可能性があります。
ラップをかけない...水分を飛ばしてからっと仕上げたいもの/水分が多いもの
例えば、てんぷらや焼き魚など、べちゃっとしてしまいがちな食材は、ラップをかけないで電子レンジに入れてみましょう。また、常温のお米やみそ汁など、水分が十分にあるはじく心配のないものもラップをしないことがコツです。
味が変わる
電子レンジで温めたものに対して、「なんか不味くなった気がする」と思ったことがある人は少なくないはず。これはなぜ起きるのでしょう?原因としては以下3つが考えられます。
食べ物に適切な温度になってない
水分が出て食感が変わる
水分が出て味付けが薄くなる
適切な温度には、上記で書いた熱ムラも関係しており、その人がその食べ物に対しておいしいと感じる温度にまんべんなくなっている必要があります。また、水分の出方による味や食感の変化も起きてしまうことから、上で紹介した熱ムラや水分の加減を工夫することで、味の感じ方も改善できるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、簡単で便利な電子レンジのデメリットを解消するコツをお伝えしました!便利な道具を上手に使いこなして、時間のない生活の中でもおいしいごはんを食べられるようにしましょう!食べ物を温める方法は電子レンジだけではありませんが、今後は別の調理方法についても書いていこうと思います。