*この記事は2019年1月19日現在の情報です。ワクチンの種類や推奨期間は頻繁に更新されますので、ご参考程度にお読みになっていただけますと幸いです。
赤ちゃんは生まれてくるときにお母さんから様々な抗体を受け継いで生まれてきます。
「半年後まではお母さんの免疫が」などと言われるものの、その免疫も生後数か月間の間に失われてしまいます。
赤ちゃんが健康に成長していくためには適切なワクチンの種類と時期を把握し、効率よく抗体づくりを進めていくことが大切です。
今回は予防接種の基礎的な知識をご紹介いたします!
予防接種の必要性とは
子どもたちは大人にくらべると身体も小さく、大きな病気にかかると生まれ持った免疫力では対抗することが出来ません。
非常に残念なことではありますが毎年多くの子どもが予防接種を受けずに病気にかかり、命を落としたり、重い後遺症を残したりしているのが現状です。
このような悲しい事態を防ぐためにも、予防接種で防げる病気はワクチンを接種して防ぐことが重要です。
予防接種ってどれくらいの種類があるの?
ワクチンには無料の「定期接種」の他に、費用自己負担の「任意接種」があり、両方を含めて15種類以上あると言われています。
定期接種とは...
"予防接種法で定められた「法定接種ワクチン」のことで、国や自治体が勧奨しているワクチンです。
多くの自治体では、定められた期間内に接種する定期接種の場合、無料(公費)で実施されます。
※一部、有料の場合もあるので、各自治体に確認してください。"
定期接種と任意接種の違いって? - ジャパンワクチン株式会社
任意接種とは...
“定期接種以外で、日本で受けられる予防接種と、定期接種の期間外に受けるものが対象となり、すべて有料となります。
※任意接種ワクチンに対しても、自治体によっては公費助成制度がある場合もありますので各自治体に確認してください。”
定期接種と任意接種の違いって? - ジャパンワクチン株式会社
ワクチンと病名早見表
下の表は国立感染症研究所が公表している予防接種のスケジュールを参考に接種ワクチンをまとめたものです。
それでは、いつから始めればいいの?
赤ちゃんの予防接種デビューは2か月目からが推奨されています。
2か月目からすぐにデビューできるように事前にかかりつけの小児科医に相談しているとスムーズに予防接種を進めることが出来ますので、不安な方は1か月健診の際に医師に相談してみることをお奨めします。
また、別の記事でもスケジュールをご紹介する予定ですので参考程度にご覧になっていただけると幸いです。
* 任意接種に関しては医師と相談しリスクを考慮してからワクチンを接種するようにしてください。
【まとめ】
子どもの予防接種は種類が多い為、初めて子育てをする方は不安に思うかもしれません。
母子手帳やスマホアプリでスケジュールを見ることができますし、ネットでも行政区が表を公開しているので印刷するなどして自分が管理しやすい方法で着実に進めていけば特に難しいことはありません。
また、定期健診などでも医師と会話することで次に受けるべき予防接種の種類等も把握することが可能ですので、不安な方は専門家と相談しながら進めることで安心して進めていくことが出来ます。