教育 育児研究

不安を減らせる?わが子の教育法を選ぶプロセス

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桜が咲くこの季節、卒園や入園がいっぺんに来て複雑な気持ちになっているのは私だけでしょうか?こどもが通園する保育園では、仲の良いお友達が幼稚園に移ったりして総入れ替えし、保育園に以前よりも行きたくないそぶりを毎朝見せるこどもを見ていて、少し複雑な思いをしている今日この頃です。

幼児教育・保育の無償化が2019年10月から実施されることもあり、様々なメディアで幼稚園や保育園について取り上げられています。就活ならぬ保活や妊活等の”X活”についても騒がれており、4月頃から早くも次の春に向けた入学・入園の準備を始めているママやパパが本格的に動き始めていることが報道されることがあります。(首都圏の有名幼稚園やインターナショナルスクールを目指すママやパパにとっては、むしろ4月では準備を始めるのが遅すぎると指摘があるかもしれません。。。)

はじめに

幼稚園や保育園を選ぶ基準として、設備環境や教育者の学歴は当然のこと、それに加えてどのような教育方針や教育法を取り入れているかというのは、非常に大きな決め手となります。

しかし、そもそも、決め手になるとはいえ、”どの教育法が良いのか” というのは、十人十色で、〇〇教育法が良くて✖✖メソッドはダメだということは、一概には言えません。一方、最近では〇✖△教育法を取り入れている幼稚園や保育園というところも多く目にすることもあり、どのように適正のある教育法を選ぶかということは重要である一方、多くの情報を正しく理解することが難しい状況にあります。

この記事では、そんな現状を考慮して、幼稚園や保育園を選ぶ前段階として、いくつかの観点から、”どのようにこどもに適した教育法を選ぶか”について書いています。そして、最後に、夫婦間で考え方をまとめて、円滑なコミュニケーションをするためのツールが必要だと考え、教育法選考フォームを作成してみましたので参考までにご活用下さい。

 

こどもに適切な教育法とは?

色々な方から、こどもにとって最も良い教育法は何か?と聞かれることがあります。

私は、この質問を受けた時に”良い”とは何か?と考えてしまいます。。。そして、”〇〇教育が一番良い”と即答する人にあまり信用を置けないと感じます。なぜなら、”良い”、”悪い”という表現で、教育法について判断することが十分かどうか本質的な疑問を持っているからです。

どうして、教育法を良い悪いと判断できないのか?

ここからは、私の哲学的な持論ですが、教育法については、”適切かどうか”、”適しているかどうか”、”適正があるかどうか”と考えるべきであって、善し悪しの問題ではないように考えているからです。最終的に、この教育法が適しているから良いのだという結論は、そもそも良いのだと言っている以上、善し悪しで表現しているのだから、極論は善し悪しの問題だと言われればそうかもしれません。しかし、その前提はやはり適しているかということが重要になりますので、このような持論を持っています。これ以上書くと哲学的な投稿になってしまいますので、この記事を読んでいる間は、適切さが重要だとお考えください。ただし、この話の前提としては、本質的な問題を抱えた教育法は除外して考えなければなりません。例えば、体罰や痛みを伴うプロセスを重視した教育法(いわゆる体で痛みとして覚えることが重要と考える教育法)や恐怖や心理に大きな影響を与えて、こどもの意思を無視した教育法は除いて考えています。

こどもに適切な教育法の選択観点

それでは、〇〇教育法が適しているとは何かということですが、それは次の2つの大きな観点から考えることができます。

  1. 親の観点(第三者視点)
  2. こどもの観点(本人視点)

親の観点とは、親が考える視点やこども本人ではない第三者が考慮する観点であり、こどもの観点とは、こども本人が考えたり、思っている内容を考慮する観点です。極論としては、この2つ親の観点とこどもの観点が一致していることが、こどもにとって適切な教育法と考えられます多くの場合は、親の観点が強く、子供の視点は考慮されなことが選択の失敗を招くのではないかと考えられます。意思表示がうまくできないこどもの観点を加味するのは、非常に難しいことですが、教育を受けるのは本人ですから、注意深く考慮することが必要となります。私も、最後の最後までこどもがどのように考えているのか、どのよううに思っているのかを知ることが難しかったです。通園・通学した後で、こどもの様子がおかしいこと気付き、適正のない教育法を選択してしまったと後悔するママやパパもいます。よって、本人と親を含む周りの観点がバランスすることが重要といえます。

それぞれの観点を具体的に考えてみましょう。表を使ってまとめてみました。

 親の観点(第三者視点)

 経済性、環境、教育者、将来の期待、共感、

 理解、自己体験、性格

 こどもの観点(本人視点)

 性格、思考、嗜好、趣味、興味、行動特徴、

 癖、発達状況

これが全てではありませんが、主要な観点は網羅されているものだと考えています。重要ないくつかの観点についてそれぞれ解説してみます。

親の観点(第三者視点)

経済性・・・・・・特定の教育法を受けるために必要な費用のことです。こどもと生徒が限定的、もしくは、1対1で進行する教育法はお金が掛かります。また、必要な用具や設備が多い場合も費用が大きくなる要因となります。

教育者・・・・・・教育を施す教育者(先生)の性格、行動特徴、癖、考え方、言葉遣いを考えることです。

将来の期待・・・・・・ほとんどのママやパパが偏重して考える観点。こどもの将来の職業や能力を想定して、それに沿った特徴の教育法を選ぶことです。

共感・・・・・・教育法の特徴を理解し、その思想や想定に共感することです。

性格・・・・・・親の性格から教育法をどのように思うか考えることです。例えば、親の性格として、室内よりも活発に外で動き回りたいという性格ならば、室内のアクティビティを重要視するより、野外における体験を重視する教育法が適していると考えることもできます。

こどもの観点(本人視点)

性格・・・・・・こどもの性格が教育法と適しているか。一人遊びが好きなこどもかどうか、集団の中に入っていけるこどもかどうか、集団の中には入れるが慎重に様子を見て行動するこどもかどうか等、様々なこどもの性格を考えてそれぞれの教育法の適正を考えます。

嗜好・・・・・・自然や虫が好きか、車や電車が好きというような特定のこどもの嗜好を考慮した視点からどの教育法が適しているか考慮します。本や積み木というようなことからも考えることができます。

興味・・・・・・こどもの興味に沿った教育法かどうか判断します。嗜好に似た側面があります。こどもが進んでやりたいかどうか、その興味のレベルを判断します。興味が短期的か、長期的かの判断は非常に難しいのですが、複数のカリキュラムに興味を持てることが重要です。

発達状況・・・・・・発達に沿った教育法のプロセスを施すことが重要です。こどもの発達状況に応じて、カリキュラムが適切かどうかという観点から教育法を考慮します。発達状況の不一致は、こどもの興味を阻害するだけでなく、教育を受けることの楽しささえ変化させてしまうことがありますので、注意が必要です。

いずれも、言葉をしっかり話せないこどもと上手く意思疎通ができない状況で判断する状況においては、こどもの様子や特徴を注意深く観察する必要があります。例えば、こどもの興味を判断するにあたっては、1度の反応を確認するだけでは不十分で、普段から行動パターンを分析することが重要です。我が家は、1度の体験でこどもの興味があるかどうかはわかりずらいことがありましたので、2度以上の体験によって、教育法とそのアクティビティにこどもがどの程度興味を持つかどうか判断することとしました。よって、何度か体験入学やレッスン体験をすることが望ましいです。(多くの場合、1度しか無料で体験できないことがありますが、あとは交渉次第です。。。)

選択プロセスと教育法選考フォーム

ここでは、教育法の選択プロセスと教育法の選考フォームについて書きます。

プロセス1 

インターネットで通園できそうな教育施設の概要を確認し、教育法を書き出してみる。記載がない場合は、書類の取寄せを行う。

プロセス2

それぞれの教育法の特徴を理解する。

プロセス3 

親(第三者)とこどものそれぞれの観点で重要だと思う複数の観点を書き出す。

プロセス4 

実際に教育法を体験するために、説明会や体験会に参加する。

プロセス5 

プロセス3で書く出した観点をさらに見直し、付け加え、最も重要な観点を3つ選び、優先順位を1位・2位・3位を付ける。

プロセス6 

書き出した観点を◎、〇、△、□、×で評価してみる。

プロセス7 

◎を4点、〇を3点、△を2点、□を1点、×を0点として数字に直す。そして、優先順位に1位は3点を加え、2位には2点を3位に1点を加える。

プロセス8 

合計スコア結果を見て、ママとパパで会話し決める。

プロセス1は、ママかパパのどちらかが単独でできますが、その他のプロセスは、ママとパパが別の紙に記載して行う必要があります。スコアリングも別の紙で行い、スコア化するプロセス7もママとパパで交換して行うことがよいでしょう。

まとめ

我が家の場合は、妻と何度も教育法や保育園について会話しました。そして、二人で悩みました。初めは私立認証保育園にこどもを通わせていましたが、教育法や保育士の対応に疑問を持ち、数か月で退園し、今は別の保育園に通わせています。これを読んだ方は、そんなにこだわるならこどもの面倒を自分で見るべきと言うかもしれませんが、社会性を育むのは残念ながら親ではできず、第三者との関わりが重要となりますので、教育法や環境条件を満たす園を見つけました。ぜひ、こどもの教育や学校については、夫婦で悩んで、会話して下さい。後で後悔するより、今悩むべきです。その方が、悩む苦しみを軽減してくれるかもしれません。思い悩むよりロジカルに考えることが、思いを整理し、悩みを軽減することが一番良いことだと思います。(なかなかこれが難しいのです。。。)

それぞれの家庭で教育法や学校選びの基準や観点は異なりますが、その観点についてゼロから整理していくことは、大変苦労します。そのためにフォームを活用し、観点に漏れがないように考えていくことが重要でしょう。定量的に比較することに抵抗があるママやパパがいるかもしれませんが、スコアリングで客観的に評価したあとで、定性的な思考を持つことが良いのではないでしょうか。フォームを使ってみた感想などお聞かせ下さい。

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全力パパ

全力パパ

子育ても、仕事も、趣味も全力のつもりですが、妻からの指摘も多く、日々鍛錬中。複数のスタートアップ支援が、ある意味趣味化している。イギリスの大学院を卒業し、食や育児に関する研究を日々行っている。

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